週刊金曜日、週刊女性で当デモ記事

こんにちは、ご無沙汰しています。

間が空いてしまいましたが、その後「週刊金曜日」と「週刊女性」の二つの雑誌で、
「いのちをつなぐ生活保護は恥じゃない!デモ」の記事が掲載されていましたので、紹介させていただきます。


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週刊金曜日
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120905-00000302-kinyobi-soci

人の命を財源で語るな! 生活保護守るデモ
週刊金曜日 9月5日(水)16時41分配信

 生活保護バッシングを背景に、給付抑制の方向で制度が改悪されようとしているなか、生活保護利用者が声を上げた。8月8日、東京・霞ヶ関周辺で行なわれた「いのちをつなぐ生活保護は恥じゃない! デモ」には、100人以上が参加。生活保護基準引き下げや扶養義務強化反対などを訴えた。

「私は二度生活保護を利用して、命を救われました。最初は後ろめたい思いでいましたが、今は、生活保護を利用して本当によかったです」。千葉県在住の30代の女性は沿道に語りかけた。

 精神疾患のため働けなくなり、2005年から2年ほど生活保護を利用。体調が悪化し、2年前から再度利用している。「一度目は、周囲に生活保護を利用しているとは言えませんでした。二度目の申請時に、NPOもやいに助けを求め、憲法で保障された権利を実現する制度だと理解しました。もやいを通じて利用当事者とのつながりができ、自分を肯定できるようになりました」。今は生活保護を利用しながら、週1回ほど、もやいや都内のカフェでリラクゼーションの仕事をしている。

 基準の切り下げや現物給付が検討されていることには、「下を向いて家でじっとしていろというようなもの。元気になる力を奪われてしまう」と危惧する。当事者の声を無視して、210万人の命綱を断ち切ってはいけない。

清水直子・ライター、8月24日号)

最終更新:9月5日(水)16時41分


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週刊女性 (8月最終週 「あなたにも忍び寄る『貧困ニッポン』の現実」という、10ページに及ぶ貧困問題の特集内)
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生活保護は本当に”もらい得”か?

生活保護は恥じゃないぞ」
「失業者をこれ以上、追い詰めるな」
今月8日、生活保護の受給者や支援者によるデモが行われ、100名近い人々が霞が関一帯を行進した。
「いま、生活保護制度の改正が、私たち当事者抜きで進められようとしています。話し合いの場をつくってほしいと言っているのに、実現していません。そこでデモを通して、当事者の声や実態を知ってもらうと思ったのです」
 そう訴えるのは、デモの呼びかけ人の1人、東京都のAさん(30代・男性)。生後まもなく脳性小児マヒが発覚、下肢は動かず、車イスがなければ移動もままならない。だが、年金暮らしの両親は持病を抱えており、長時間の介助は困難だ。Aさんは’00年から生活保護を受け、訪問ヘルパー制度を利用しひとり暮らしをするようになった。
生活保護を利用して本当によかったと思っています。両親を頼らずに生活できるところを、実際に見せることができましたから。親が年老いたとき、将来を悲観して殺してしまうケースもあるのです」
 千葉県のKさん(30代、女性)も、この制度に助けられたと話す一人だ。
「働いているうちに精神疾患が悪化して、仕事を続けられなくなったんです。生活保護に命を助けてもらいました」
 デモは昨年に続き2回目。手ごたえを感じる一方、
「リスクも感じています。周りからはバッシングが怖くて外に出られなくなったという話を聞きますし、私自身、昨日まで友達だった人が去っていくんじゃないかという危機感がある」(Kさん)
(以下略)